海宝漬の食材

早春、三陸のリアス式海岸の岩場では、ワカメ・コンブ・フノリ・ヒジキ・マツモ・ノリ等のさまざまな海藻が採れだします。この栄養分の多い海藻をエサとして育ったアワビは国内市場の他、中華料理の高級食材として乾鮑(かんぽう:干しアワビ)にされ輸出されてきました。
中国では、岩手県吉浜産のアワビはキッピンと呼ばれ、最高級品の代名詞とされており、それを食べることがステータスとなっているほどです。それほど上質のアワビを用いているからこそ、海宝漬けのアワビには旨味が凝縮されており、まさしく「海の宝」の名に相応しい味と触感となっています。是非、ご堪能下さい。

中村家のこだわり

中村屋

鍋の中に海を作る
天然水と酒、塩を使い、鍋の中に海と同じ状態をつくり、アワビを柔らかく煮上げます。
煮はじめの水は透明ですが、最終的にはアワビの旨味で煮汁が黄金色になります。
だまし煮

中村家は、昭和15年創業。
新日鐵釜石の正門前で、食堂として開業したのが始まりです。現在は、3代目の中村勝泰と島村隆の兄弟でお店を引き継ぎおよそ40年になります。中村勝泰は、アワビ、ウニ、松茸等三陸の高級食材の入札件を持つ全国でも稀な料理人として、三陸の食材を全国に広めようと努力しております。
2011年の東関東大震災では、社屋と新工場は無事でしたが、沿岸の営業冷凍庫に預けていたアワビ、イクラ等の原材料を多数失ってしまいました。
その後、アワビ、イクラ、ウニ等の水産資源は、水揚げが大きく減少し、価格も高騰しています。三陸の海の復興にはまだまだ時間と労力が必要ですが、一日でも早く笑顔が戻ってくることを願って、従業員一同頑張っております。

お客様の声